五十肩
肩に痛みがあるために寝返りがうてない、朝方目が覚めてしまいグッスリ眠れないなどの症状でお悩みの方たくさんいらっしゃいますが、肩が動かず不自由だし、痛みはあるけれど、放置しておけば治るなどという話を耳にしていて、そのままにしている方いませんか？今日はそんな五十肩についてお話したいと思います。 皆さんもよく耳になさる病名だと思いますが、いわゆる五十肩という病気の症状だと考えられます。五十肩というのは俗称で、正式には肩関節周囲炎と言います。
概念
以前は５０～６０歳くらいの方に好発する肩の痛みと、肩の動きが悪くなることが主訴となる肩の病気を総称して五十肩とよんでいましたが、医学の進歩とともに、それらのなかにもっと重大なケガが含まれていることが分かり、これらの区別が出来る病気を除外した残りの病気を五十肩とよんでいます。他の病気と違い余り発症するにあたり男女差はないように感じます。
治療
治療せず放置していても、確かに治ってしまうこともありますが（１年から２年以上も時間がかかることも）、やはり痛みが出たら放置せず、すぐに治療してあげましょう。痛みが強いときは負担をかけず、三角巾などを用いて動かさないようにします。肩に注射なども効果的です。（注射は痛いので余り好きな方はいませんが、背に腹は代えられません。） ただし「注射を打っても余り痛みが改善しない。」や「動きが余り改善しない。」等という話をよく伺います。確かに私の経験上でも、痛みが出てから時間が経過している方には余り効果がないように感じます。 むしろ時間が経過している方は、動きを良くするためのリハビリテーション（関節可動域訓練、ハリ、マッサージ等）を主体に行っていくほうがお勧めだと思います。 自分でリハビリテーションを行うことも可能ですが、なかなか自分から痛みが出ることを出来る人はいませんので、整骨院や治療院に通院し施術を受けることをお勧めします。しかし施術に通院していても残念ながら１度や２度の施術ですぐに完治することは少ないです。 まして時間が経過している方ですと尚更時間がかかります。なかなか完治しないうえ、痛みも余り減少しないとなると、施術をやめてしまい放置してしまう方も多いですが、根気よく続ければ必ず症状は改善していきますので、諦めずがんばりましょう。
当セラップグループは患者さん１人１人の症状にあわせて、きめの細かい施術を行い、必ず患者様のお力になりますので、ぜひ一度足をお運び下さい。
