肩こりとは・・・?
首や肩の筋肉が緊張することによって硬くなってしまう状態を言います。筋肉が硬くなると血流が悪くなってしまい、ますますコリがひどくなってしまいます。
肩こりになる大きな原因3つ
①悪い姿勢を作り出す生活環境(ニュートラルスパインといわれる生理的S字のカーブが崩れる)
②運動不足による筋力低下(便利な世の中による弊害、忙しい時代)
③精神的ストレスが多い生活環境(ストレス社会)
まさに肩こりは現代病の代名詞といわれる症状ですね。
肩の構造
肩甲骨、上腕骨、鎖骨などの骨で構成されています。そのうちの1つに肩甲骨と上腕骨を繋ぐ肩甲上腕関節(一般に肩関節と呼ばれる)があります。 他の関節に比べ動く範囲の広い球関節です。肩は重い腕をぶら下げているばかりか、それをひき上げたり回したりする動作を頻繁に行うため、常にかなりの負担がかかっています。
首の構造
首は湾曲している頸椎(7個の椎骨)それを支える筋肉で構成されています。それぞれの椎骨の間には、首がスムーズに動くように、クッションの役割をもった椎間板があります。また、首は重たい頭を支えるためにかなりの負担がかかってきます。 頭の重さは一般的に体重の約13%といわれますので、体重60kgの人なら約8kgになります。 ですから、関節を柔軟に保ち、筋肉がしっかりと働ける状態をつくっておくことが大切です。
肩こりの仕組み
首や肩、背中の筋肉が緊張して血管が圧迫され血液の流れが悪くことで起こります。血管には、心臓から体の各部位に酸素を含んだ新鮮な血液を送る「動脈」とそれらの血液が使われた後で心臓に帰っていく「静脈」があります。このうち静脈の血液の流れが悪くなってよどんだ状態を「うっ血」といいます。筋肉が何らかの原因で緊張すると硬くなり、この筋肉の中を走る静脈が圧迫されて血流が悪化し、うっ血の状態になります。静脈血の流れが悪くなると動脈血も流れにくくなり、筋肉中に乳酸や老廃物がたまってしまって肩こりになります。
肩こり解消方法
①正しい姿勢を作ることが大切ですので、猫背の方は軽くアゴを引くことを日頃から意識してみて下さい。
②寝る前に仰向けになり、背中の下に枕を置き30秒間背中を反って伸ばしましょう。
②力みからくる肩こりも多いので、座った状態で肩を上に上げて(肩をすぼめる)脱力してみて下さい。
肩こりも普段から正しい姿勢が保てないと結局すぐに筋肉が張ってしまいます。セラップグループでは筋肉をほぐすだけでなく正しい姿勢のアドバイスも行っております。 是非一度、お身体をチェックしにいらして下さいね。