こむら返りとは
寝ているとき、運動しているとき、突然ふくらはぎの筋肉が収縮や痙攣をおこすこむら返り。誰でも一度位は経験があると思います。病気によってこむら返りをおこすこともあるようなので、あまりにも繰り返すようなら医師への相談も必要になりますが、多くの場合は心配ないようです。では原因はなんでしょうか?今回はそんなこむら返りの話です。
原因
「寝ているときに突然足がつった。」という人が一番多いのではないでしょうか?寝ている間足の筋肉は伸びきっています。それらが下記のような原因で誤作動を起こしてしまうとこむら返りが起きてしまいます。
1筋肉の疲労
2冷え(血行不良)
3運動などで汗をかいたりしたための水分不足による電解質のバランスの崩れ
ミネラル(カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム)やビタミンB1などの不足
4神経の異常反射
5薬剤(降圧剤、ホルモン剤、など)
6病気(肝臓の病気、腎臓の病気、甲状腺の病気、糖尿病などの病気、椎間板ヘルニア、閉塞性動脈硬化症、など)
7妊娠(骨盤のゆがみ、栄養不足、など)
予防法
1水分や電解質などの栄養素を摂取する
カルシウム
カルシウムの多い食べ物(乳製品、骨ごと食べる魚、殻を食べるエビ(桜エビ、佃煮など)、葉物など)
マグネシウム
マグネシウムの多い食べ物(大豆製品、魚介類、海藻、木の実)
カリウム
カリウムの多い食べ物(野菜、果物、豆類など)
ナトリウム
ナトリウムは漬物類など塩分に漬けこんだ加工食品に多く含まれています。また料理には欠かせない調味料にも全般に多く含まれていますが、WHOの基準では一日5g未満とされていますので取り過ぎには気をつけましょう。
ビタミンB1
ビタミンB1の多い食べ物(豚肉、うなぎ、玄米など)
2体を温める
3バランスよく食事をし偏食しない
4充分な睡眠をとり、ストレッチや、マッサージをし回復し疲労をため込まない。運動する人は準備運動とクールダウンをしっかり行う
5テーピングなどを貼る
対策
それでもこむら返りをおこしてしまったときは、縮んでしまい伸びなくなっている筋肉を伸ばしてあげるようにゆっくりとストレッチをしてあげましょう。近くに人が居るときは、膝を伸ばした状態で足裏からゆっくり押してもらいましょう。自分一人のときは、足にタオルを引っ掛けて引っ張りゆっくり伸ばしたり、アキレス腱を伸ばすようにするとこむら返りが改善していきます。またこむら返りが治まったら、体の力を抜きリラックスし、温めてあげたり、マッサージしてあげましょう。膝より下の足の前面にこむら返りが起こってしまう人は、足三里(膝から下の太い骨の膝下外側5cm辺り)というツボが効果的です。ふくらはぎがこむら返りする人は、陽陵泉(膝下の外側にある少し出ている骨の前下方辺り)というツボや、承山(ふくらはぎの中央の膝下10cm辺り)というツボが効果的です。足裏がなってしまった人は足臨泣(足の甲側で小指と薬指の付け根の間を足首方向に2~3cm辿っていった骨と骨の間)のツボが効果的です。
当グループでは
当セラップグループでは、このような様々な症状にお悩みの患者さま一人一人の症状にあったオーダーメイドの施術をしていくことを目指し、施術に取り組んでおりますのでぜひ一度足をお運びください。