足のむくみ統括

『むくみ（浮腫）』の種類

むくみとは浮腫ともいわれ原因は様々です。細胞組織の水分と血液の圧力バランスが崩れ細胞組織に水分が溜まる現象を言います。

病態は
・心疾患
・腎疾患、肝疾患
・炎症性疾患
・甲状腺機能低下症
・悪性腫瘍
・血管、リンパ系の循環障害
があります。

『むくみ』の治療としてはナトリウム、水の制限。医師による利尿剤の投与が一般的です。 ここでは内臓に問題がなく足がむくむタイプの血管、リンパ系の循環障害について詳しく見ていきましょう。

いわゆる一般的な『むくみ』

・病態 血液循環が悪くなるのはなぜでしょうか。
それは重力に逆らって心臓に血液が戻ることができないからです。
正常な動脈は血管壁が厚く弾力があるため障害はうけにくく、足の末端に血液をしっかり運んでいます。下肢の動脈はしっかり脈打っています。つまり血液は足にきちんと流れています。

一般的に良く言われているむくみの場合は血液が戻ってこれていない状態なのです。

注目すべきは静脈とリンパ管です。静脈やリンパ管は血管壁が薄く圧迫を受けやすい組織です。
心臓に血液が戻る血管、リンパ管がせき止められてむくんでいます。 自分でできるケアとしてふくらはぎのマッサージをしたり運動したりとむくみに対するアプローチがあります。ふくらはぎを圧迫させるようなサポーターなども有効です。

しかし今一つの効果しかないことが多いのではないでしょうか。

解剖

・ふくらはぎ
下肢の静脈には弁があり、逆流を防ぎ効果的に心臓へ運ぶ機能を持っています。ふくらはぎは第２の心臓とも言われており、ふくらはぎの筋力で静脈血をポンプ作用で押し上げています。 しかしいくら弁が逆流を防ごうとも、ポンプで押し上げようともむくみが消えないのはなぜでしょうか。

・鼠径部
もっとも多いタイプは股関節前面にある鼠径部の障害です。 鼠径部とは大腿部が腹部に移行する部分のことです。鼠径部には大腿三角（スカルパ三角）と呼ばれる部分があり大腿動脈、大腿静脈、大腿神経、深鼠径リンパ節があります。大腿三角（スカルパ三角）は長内転筋、縫工筋、鼠径靱帯により構成されています。また鼠径靱帯の下の血管裂孔を大腿動静脈が、筋裂孔を大腿神経と腸腰筋が通ります。 さきほど述べたように障害を受けやすいのは壁の薄い静脈とリンパ管です。静脈やリンパ管の側を通る筋肉の硬直や肥大により圧迫を受けます。 すると下肢全体の血液がたまり『むくみ』に変わります。足の末端が『むくみ』やすいのは重力の問題や下肢に水分を貯留させてしまう容量によると思われます。

 

セルフケアにプラスワン

ご自身で『むくみ』をもう少し改善したい場合は、股関節の前面から側面にかけて座った姿勢で肘または親指でぎゅっと押してみるのが効果的です。
足に響くような感覚が出るところを探して押す。普段のむくみ対策にプラスすると効果がはっきりと感じられると思います。

当グループ院では

頑固なむくみには 当グループでは病的でない一般的ないわゆる『むくみ』に対して正しく正確なアプローチいたします。帰りにはブーツに足がすっと入るようになったり、重さや冷えまで解消できますよ。『足がつる』なんて症状まで改善できます。 ソケイ部をしっかりほぐし、下肢のリフレクソロジーなどですっきり！なんてことも当グループでは行っております。

 

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