2015/12/15キャンペーン

肘の痛み テニス肘koiwa


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テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

 

「手を使うと肘が痛い。」 「肘を曲げ伸ばしがツライ。」「何かをつかんで持ち上げるのがツライ。」などということがありませんか?その症状は一般にはテニス肘と言われる、上腕骨外側上顆炎だと思います。いったん発症すると治りにくいこともありますからきちんと治療しましょう。今回はそんなテニス肘のお話です。

 

疫学

 

30~50歳代に多く発症し男女ともにみられますが、私の経験では家事で腕を酷使する女性に多く、女性のほうが治りが悪いように感じます。テニス肘と一般に言われていますが、テニスの上級者ではかなりの確率で過去に経験しているようですが、テニスとの関係性は明確ではないようで、重いものを持ったりすることで痛めることが多いようです。

 

病態

 

上腕骨外側上顆炎の病態は、手関節を背屈(手を甲のほうに挙げる動き)させるように働く、短橈側手根伸筋(上腕骨外側上顆から始まり第2中手骨基部付近につく筋)の腱付着部症であるとされています。

 

診断

 

手関節背屈で抵抗をかけると肘の外側に痛みが出る。

科学的根拠は証明されていませんが、有用なテストとして下記のテストがあります。

 

①Thomsen test (トムセンテスト)肘を伸ばし手を甲側から押さえ、背屈させると肘に痛みや違和感が出れば陽性

 

②chair test(チェアテスト)肘を伸ばしある程度の重さの物を持ち上げたとき肘に痛みが出れば陽性

 

③middle finger extension test(中指伸展テスト)肘を伸ばし中指を甲側から押さえ、中指を伸ばすように力をいれさせたとき肘に痛みや違和感が出れば陽性

 

 

肘の外側(外上顆の伸筋腱起始部)を押すと強い痛みがある。

 

画像所見は明確なエビデンス(証拠)はないとされていて、除外診断に有効な程度のようです。

 

治療

 

テニスバンド

バンドで筋の起始部を持続的に圧迫することで、浮腫の発生抑えることが有効とされ、当グループでも販売しており、効果的な方法です。

理学療法

ストレッチング、マッサージ、超音波などが有効で、当グループでもそれらの施術で効果をあげています。

その他の治療

薬物療法は内服、外用が用いられます。

ステロイド剤局注は短期的には有効なようですが、長期的には理学療法などのほうが有効なようです。またステロイドには副作用が強いものも多いのです。

手術的療法は保存的治療が無効であったときに行います。

 

予後

 

治療をするかたとしないかたでは、やはり治療をすれば9割以上のかたの症状は改善します。ただし手を使う頻度が多いと再発率が高くなったり、回復するのに時間がかかるようですから、長い間放置せずにきちんと治療しましょう。

 

当グループでは

 

テニス肘のようなお悩みから頑固な腰痛など様々な患者さま一人一人のお悩みに、当セラップグループは親身になって施術にあたりますので、ぜひ一度足をお運び下さい。

 

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